元iPhone修理屋さんが綴る、本音ブログ

iPhone修理している皆さん自分が代弁しますよ。本音を。

壊れたiPhoneに詳しいのは携帯ショップ?正規店?街の修理屋さん?

iPhoneが壊れた!」

まずあなたなら、どこに相談をしに行きますか?

携帯ショップ?正規店?街の修理屋さん?

 

場合によってはその選択は間違っているかも知れません。

 

 

どうも、元iPhone修理屋のろあです。

 

今回の記事はあくまでも個人の意見です。

例外もあるでしょうし、たまたまだったのかも知れません。

 

話半分に聞いてください。

 

iPhoneの修理をしていて、たまにこんなことがあります。

①「携帯ショップに持って行ったら、機種変更しかありませんと言われて…。」

②「正規店に行ったら、修理不可能で本体交換が必要だと言われたんです。」

 

では、見てみましょう。

 

まず、①のお客様。

電源が入らなくなり、バックアップも取れないとのこと。

携帯ショップに持って行ったら「これはもう壊れてます。機種変更しましょう。」と言われたとのこと。まだ分割も残っているので、ダメ元で修理屋さんに持ち込みされた方の例です。

 

結論から言えば、バッテリーが劣化して電源が入らないだけでした。新しいバッテリーに交換して今まで通り使えるようになったのです。

はっきりいいます。携帯を販売している方は、携帯の修理については無知です。(勿論携帯の分解が好きで、詳しい販売員さんもいるかもしれませんが)

詳しいのは携帯の機種情報や、料金、サービスについて。iPhoneを分解したことのある販売員なんてそうそう居ませんよ。

自分も携帯の販売をしていたので、断言できます。

販売員としては、壊れたiPhoneを持ち込まれたお客様は「機種変更を獲得できる可能性のあるお客」ということになります。

かといって、何も信用するな。という訳ではありません。最終手段としてはやはり機種変更が必要になります。

つまり、iPhoneが壊れたからといって携帯ショップさんだけを頼ってはカモられますよってことです(辛口)

 

そして、②のお客様が行かれた正規店ではどうでしょうか?

一番プロフェッショナルな気がしますが、果てしてどうでしょうか。

こんな一例ありました。

iPhoneのタッチ操作が出来なくて正規店に行ったら、しばらくして壊れているため本体交換が必要と言われた。」

とのこと。そして、タッチ不良だったのが正規店に渡した後画面がつかなくなってしまったのだとか。

 

それでは、見てみましょう。

 

これは驚きでした。

単純にパネルをはめるコネクタがしっかりハマっていないだけでした…。

おそらくなんらかの衝撃で外れてしまったのでしょう。コネクタをはめただけで済んだので、お客様からはお代も頂かずご返却したことがあります。

 

これにはさすがに驚きましたね。

正規店だとパソコンに繋げてiPhoneのエラー箇所をチェックするのだそうです。

パネルを外したりバッテリーを交換したりは出来ても【修理】についてはそこまで詳しくないのでは?と思っています。(結局はその場で修理する訳ではないですからね)

街の修理屋さんは、「お客様のiPhoneを見て、修理可能かどうかを判断」します。

パソコンが判断したものではなく、毎日いくつもの修理をしている【経験】がものをいうのです。

 

例えば、あなたが「腕時計」を買ったとして突然壊れてしまったとします。

そんな時に、下記のどこに連絡したらいいと思いますか?

商店街にある時計屋さん、百貨店にある時計屋、時計修理専門の職人さん。

 

 

携帯ショップの販売員を信用するな、正規店を信用するな、ではありません。

あなたにとって一番いい対応を取ってくれる場所があるはずです。

それをあなた自身でしっかり探してください。

以前も書きましたが、「調べることを怠るな」です。

 

ショップ、正規店、修理屋、全て回って意見に相違がないかチェックしてください。

 

ただ、ひとつだけ言いたいのは…

 

ボランティアではなく、私たちは商売をしているということ。

「出来ること」というのは、それぞれ違うのです。

くれぐれも「詐欺だ、騙された!」など罵声をあげないで頂きたい。

困っているお客様に対して、自分ができる最善の方法を取っていることは間違いないのです。