間違った水没対処法と、本当にあった珍対応。(後編)
どうも、元iPhone修理屋のろあです。
今日は、前回に引き続き水没について書いていきたいと思います。
やはり水没したとなると誰もが焦りますよね。咄嗟にコタツの中に入れたり、iPhoneを振ったり色々します。
そんな中で、強烈だったのが【冷凍庫保管事件】です。
水没後、水分が液晶に回ってしまい画面上に濡れた後のようなシミが出てしまったそうなのです。
これは良くあることで、タッチ操作は出来ても液晶画面の一部分が明るくシミ状になる現象ですね。
お客様は、この液晶のシミが気になり独特な発想力を用いて、
「凍らせよう」と思ったそうです…。
ですが、凍ったあとどうするの?((((;゚Д゚)))))))
冷凍庫から取り出したら、完全水没ですよ…。
恐ろしいので絶対にマネしないでくださいね。
ちなみに、iPhoneを水に浸けてしまった場合、どこから一番水が入ってくると思いますか?
パネルとボディの隙間?
充電端子やイヤホンの穴?
スピーカー部分?
電源ボタンやボリュームボタンの隙間?
イヤスピーカーのメッシュ部分?
勿論水に浸かりっ放しだとこの部分から水も進入してきます。防水ではないので。
ただ、しっかりゴムのパッキンなどされているので瞬間的に水が進入してくることは防いでいるんです。
では、どこから水が?
お手持ちのiPhoneの右側面をご覧ください。
小さな丸い穴が開いてませんか?
これはSIMカードを取り出すためのピン穴。
ここが大穴なんです!
iPhoneが水に浸かった時、iPhone内部にある空気が外へ逃げます。その時の空気の量だけ水が進入してきます。
ということは、ここを普段防御しておけば、万一に備えられるかも?
あくまでも自己責任ですが、このSIMカードスロットの穴部分にセロハンテープ貼っておきましょう。
SIMカードを入れ替えて端末を度々変えて使う方だと面倒かも知れませんが、大抵の方はSIMカードを抜いたりしませんよね。
あくまでも気休めですが、万一の際にはiPhone内部への水の進入を守ってくれるかもですよ?
それでは今日はこの辺で。